サーラグループはグループ全社員の新たな「統一情報基盤」をどのように実現したのか
サーラグループ様
サーラグループでは、それまで情報基盤として長期にわたって利用していた、グループウェア製品のサポート終了をきっかけに、ドリーム・アーツのグループウェア「INSUITE®」、およびWebデータベース「SmartDB®」へと刷新した。グループの企業と社員をつなぐ情報基盤に求められた要件とは、プロジェクトはどのように進められたのか。刷新プロジェクトに関わった、サーラグループの担当者にお話しを伺った。
Notesのサポート終了をきっかけに移行プロジェクトが始動
サーラグループは、事業内容の異なる多くの企業の集合体である。
そのため、当初は情報基盤に関しても、それぞれの企業が独自に導入し、運用を行っていた。この状況を改善し、グループ全体での情報共有を推進するため、1997年前後からNotesの導入・運用を進めたが、長く運用するなかで、いくつかの問題も生まれていた。
Notesは、バージョンアップにあたって、サーバーとクライアントライセンスのバージョンアップ費用が発生するだけでなく、互換性の検証が必要になるため、そのつど膨大なコスト発生が予想されました。特に独自に開発したデータベースは、改修しないと新バージョンで動作しないケースも考えられました。(サーラビジネスソリューションズ業務グループ 天野氏)
「グループ一体経営」を支える「ポータル」の活用が進む
サーラグループが情報基盤の刷新にあたって、「INSUITE」に強く期待していた機能のひとつが「ポータル」機能だ。
以前は、グループ内のメールマガジンなどを通じて配信していた情報も、現在は「INSUITE」のグループポータルに集約しています。グループ報の一部をデジタル化して掲載することも行っていますが、今後は動画など、紙ではできない表現方法を使って、より効果的に情報を伝えることも考えていきたいと思っています。
根付きはじめた“インスイート”をさらなる情報活用の基盤に
グループ全体の情報が集約され、ポータル上で可視化できる環境が整ってから「INSUITE」を利用する社員の意識にも、少しずつ変化が生まれているという。
約5カ月の短期間で3,000ユーザーが使う情報共有基盤の刷新に成功した事例、ぜひ、ご覧ください。
INDEX
- Notes のサポート終了をきっかけに移行プロジェクトが始動
- Notes移行の実績と「導入後」への期待から「INSUITE」を選択
- データベースの棚卸しと仕分けが移行の肝に
- 情報基盤の刷新によって得られた効果は?
- 「グループ一体経営」を支える「ポータル」の活用が進む
- 根付きはじめた“インスイート”をさらなる情報活用の基盤に